shopifyは5つの料金プランから選べる!それぞれの特徴や選び方のポイントまとめ

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shopify(ショッピファイ)は、誰でも簡単にネットショップを開設できるカナダ発のプラットフォームです。shopifyの利用を検討するとき、気になるのが料金ではないでしょうか。shopifyの料金プランは、全部で5種類!個人でのネットショップ開設にぴったりのベーシックプランから、複数言語に対応したプレミアムプランまで用途に合わせて選べます。

そこで今回は、shopifyの各料金プランの特徴や各プランのおすすめポイントをまとめました。年単位契約や欲しい機能のオプション追加など、shopifyを低コストで始めるためのコツもお伝えするので、是非参考にしてください!

shopifyの5つの料金プランとその特徴

shopifyの料金プランは5種類あります。プランによって、月額料金やスタッフアカウント数、レポート機能の有無、海外ドメインを設定できるかどうかなどの違いがあります。

しかし、各プランには共通するサービスもあるんです。各プランの特徴を紹介する前に、まずは全プラン共通のサービスからご紹介していきましょう!

shopifyの各料金プラン共通サービス

すべての料金プランに共通するサービスには、次のようなものがあります。

  • 初期費用不要!
  • 商品登録数の制限なし
  • クーポンコードの発行
  • ギフトカードの発行
  • 手動での注文作成
  • 不正解析

特徴のひとつが、どのプランでも初期費用がかからないこと。商品が売れた際に発生する費用を除けば月額料金だけで運営できることは、shopifyの大きな魅力です!

ほかにも、別のECサイトでは制限があったりする商品登録数の制限がないというのも、嬉しいサービスです。

それではさっそく、月額料金が低いプランから順にご紹介していきましょう。

shopifyライトの概要と特徴

shopifyライトは、すでに運営しているウェブサイトやブログに購入ボタンを追加したり、クレジットカード決済ができるようにしたりする料金プランです。ただし、shopifyライトでは、ネットショップを構築することはできません。

【shopifyライトの概要】

  • 月額料金…9USドル
  • スタッフアカウント数…1
  • プロフェッショナルレポート機能…なし
  • 販売チャネル追加機能…なし
  • 海外ドメイン…なし

【shopifyライトで利用可能なサービス】

  • ダッシュボード
  • 財務レポート
  • 顧客プロフィール
  • 注文および商品管理
  • モバイル版shopify POS
  • 商品詳細のQRコード
  • 実店舗在庫
  • メールカート など

モバイル版shopify POSとは、iOSおよびAndroid機種向けのアプリのこと。実店舗やポップアップにおける取引に利用可能です。注文処理やレシート発行などのネットショップの管理をスマホやタブレットなどからいつでも行うことができます。

ベーシックプランの概要と特徴

ベーシックはECサイト構築ができるプランの中では、最も低コストで利用できる料金プランです。

【ベーシックプランの概要】

  • 月額料金…29USドル
  • スタッフアカウント数…2
  • プロフェッショナルレポート機能…なし
  • 販売チャネル追加機能…あり
  • 複数言語での販売…最大20言語
  • 海外ドメイン…なし

スタッフアカウント数とは、管理画面とshopify POSへのアクセスできるメンバーの数ことです。ベーシックでアクセス権を得られるのは2人のみ。

また販売チャネルとは、商品を販売する各種プラットフォームのこと。shopifyでは、FecebookやInstagram、Shopチャネルなど、各種オンライン販売チャネルのサポートをしています。shopify POSアプリやクレジットカードリーダーなどを使用して、直接販売することも可能です。

スタンダードプランの概要と特徴

スタンダードプランからは、マーケティング施策に役立つプロフェッショナルレポート機能や、越境ECサイト構築に必要な機能などが利用できるようになるのが特徴です。

【スタンダードプランの概要】

  • 月額料金…79USドル
  • スタッフアカウント数…5
  • プロフェッショナルレポート機能…あり(標準)
  • 販売チャネル追加機能…あり
  • 複数言語での販売…最大20言語
  • 海外ドメイン…あり

スタンダートプランから利用可能になるプロフェッショナルレポートとは、顧客に関する次のような販売データを収集できる機能です。

【プロフェッショナルレポートで収集できるデータ】

  • 新規顧客とリピーターへの販売比較
  • 時間経過による顧客の変化
  • 国別の顧客レポート
  • 注文履歴が1回だけの顧客レポート
  • リピーターレポート

特定の商品の販売を確認したり、顧客の購入傾向に基づいてネットショップを構築したりといったことが可能になる便利な機能です。また、販売データを詳細に追跡することができるので、マーケティングキャンペーンの企画を行う時期などの判断材料としても活用できます。また、スタンダードプランからは海外ドメインも取得可能となるので、越境ECサイト構築を行う際により適した料金プランといえるでしょう。

プレミアムプランの概要と特徴

プレミアムプランでは、shopifyのすべての機能が利用できます。ビジネスの成長に合わせてネットショップを分析したり、ビジネスをより促進させたりすることに役立つ機能満載です!

【プレミアムプランの概要】

  • 月額料金…299USドル
  • スタッフアカウント数…15
  • プロフェッショナルレポート機能…あり(カスタムレポート作成可能)
  • 販売チャネル追加機能…あり
  • 複数言語での販売…最大20言語
  • 海外ドメイン…あり

プレミアムプランは、スタッフアカウント数が15人まで登録可能となるので複数人でネットショップを管理運営する企業向けです。プロフェッショナルレポートに加え、カスタムレポートの作成が可能になることも特徴。また、デフォルトのレポート項目をカスタマイズして、必要なデータのみで構成したオリジナルのレポートを作ることができます。

プレミアムプランでは、スタンダードプランのパートで紹介したプロフェショナルレポートで収集できるデータ以外に、リスクのある顧客やロイヤルカスタマーのレポートにもアクセス可能になります。

リスクのある顧客とは、購入歴があり今後も注文を行う確率はあるものの、しばらく注文をしていない顧客のこと。ロイヤルカスタマーとは、頻繁に利用している顧客のこと。このような詳細な顧客データを取得することができるのが、プレミアムプランの魅力です!

shopifyプラスの概要と特徴

大企業や取引量の多いストアに対する企業向けの上位料金プラン。利用可能な機能も多岐にわたり、ECサイト運営業務を自動化・効率化を図りたい場合におすすめです。

ここでは、Shopifyプラスのみで利用できる機能をいくつかご紹介します。

【shopifyプラスの概要】

  • 月額料金…2,000USドル
  • スタッフアカウント数…無制限
  • Shopify POS Proの利用
  • GTM(Googleタグマネージャー)の利用
  • マーチャントサクセスプログラム
  • カスタムアプリを統合できる追加APIコール
  • 最大10のストアを開設

また、shopifyプラスのみで使用可能となる専用のアプリとチャネルもさまざまあります。

  • 卸売チャネル…BtoBストアの開設
  • Shopify Flow…設定した条件に従い、注文・在庫管理などを自動化
  • Launchpad…イベントタスクの自動化
  • Script Editor…カート内やチェックアウト時の割引などアクションを実行
  • Transporterアプリ…顧客や注文記録をShopifyストアにインポート
  • Bulk Account Inviter…顧客がネットショップのアカウントを有効化できる招待

このように、業務の自動化や効率化を可能にするさまざまな機能が満載です。

料金プランの選び方のポイントは?

ここまでshopifyの5つの料金プランの概要を紹介してきましたが、「どのプランが合うのか分からない」と悩む場合もあるでしょう。そんなときの参考として、料金プランを選ぶポイントをまとめました。

スタッフアカウント数が見合うプランを選択

料金プランによって、登録できるスタッフアカウント数が異なります。そのため、ネットショップの管理を行うスタッフの数に見合うプランを選ぶのもひとつの方法です。

ECサイト運営には発注業務や在庫管理、売上管理、顧客レポートの作成などさまざまな業務があります。選定時には、これらに関わるスタッフの数とプランが見合っているかどうかを検討してみてください。

【各プランのスタッフアカウント数】

  • ライトプラン:1人
  • ベーシックプラン:2人
  • スタンダードプラン:5人
  • プレミアムプラン:15人
  • プラスプラン:無制限

実店舗があるならshopify POS機能を重視

実店舗で販売を行う場合は、販売管理や在庫管理、売上管理などに便利なshopify POS機能があると便利です。Shopify POS機能はベーシックプランから利用可能ですが、選ぶプランによって内容が異なるので事前の確認が必要です。

自動ディスカウントやオンラインで購入からの店舗で受取、印刷用領収書のカスタマイズなど、より多彩な機能を利用したければ、shopify POS Proが利用できるshopifyプラスを検討しても良いでしょう。

各プランにおすすめのユーザーを確認!

ここで、各プランがどんなユーザー、どんなビジネスに適しているのかを端的にまとめてみました。プラン選定の参考にしてみてください。

  • ライトプラン…ECサイト構築は行わず、既存のウェブサイトやブログなどを利用して商品を販売したい人。なるべく低コストでネット販売を始めてみたい人など。
  • ベーシックプラン…ネットショップ開設が初めてで、不定期で対面販売を行っているなど、少人数でビジネスをしている人など。
  • スタンダードプラン…すでにオンラインまたは実店舗で販売を行っており、さらなる販路拡大やビジネス成長のためのECサイト構築を行いたい人など。
  • プレミアムプラン…より詳細なレポート機能を使って、拡大中のビジネスをサポートできるサイトを構築したい人、本格的に海外向け販売や海外発送を行いたい人など。
  • プラスプラン…大企業や取引の多いストア、複数ストアを持ちたい、オリジナリティーのあるECサイトを運用したい人など。

上記はあくまで目安ですが、自身のビジネスのスタイルに合わせて料金プランを選択するのがおすすめです。料金プランの選択に関して判断が難しい場合は、shopifyの公式パートナーでもある弊社に一度ご相談ください。あなたのお店に最適なプランを提案いたします。

shopifyの利用に手数料はどのくらいかかる?

shopifyを利用する際に、取引手数料や決済手数料などの手数料がかかるかどうかも気になるポイントではないでしょうか。

お客様が商品を決済する際には、shopify提供のshopifyペイメントか、その他外部の支払い方法を選択して決済するのですが、その際お客様がshopifyペイメントを利用すれば、決済方法に関わらず取引手数料はかかりません。ただし、外部の支払い方法を選択した場合は、以下の取引手数料が発生します。

  • ベーシックプラン:2%
  • スタンダード:1%
  • プレミアム:0.5%

そのほかにかかるのは、クレジットカードの手数料のみ。shopifyペイメントを利用するという条件はあるものの、取引ごとに手数料が発生するECサイトが多い中、取引手数料がかからないということは、shopifyの大きな特徴であり、メリットともいえるでしょう。

独自ドメイン取得には料金がかかる?

ブランドの確立やオンラインストアでの信頼性向上などを目的に、独自ドメイン(カスタムドメイン)を追加したいという人も多いのではないでしょうか。shopifyでは、ドメインの新たな取得には料金がかかります。

価格は、年額11USドル~。選択するトップレベルドメイン (TLD) 拡張子によって、ドメインの購入価格は異なります。また、ドメインは1年単位の購入なので使い続ける場合は、毎年の更新が必要。なお、1度購入したドメインについては返金不可です。

shopifyの公式ページにあるドメイン名ジェネレーターを使用すれば、正確な価格やそのドメインを使えるかどうかをチェックすることができます。もし不明点があれば、shopifyの公式パートナーの弊社までご相談ください。

shopifyの費用を抑えるコツは?

年間契約でディスカウント

shopifyは各プランとも、月間契約が基本です。しかし年間契約をし、利用料を先払いすることで次のような割引が適用されます。長期間の利用を検討している場合は、年間契約がお得です!

  • 1年契約:10%
  • 2年契約:20%

上位プランの機能をオプション購入

利用中のプランに、上位プランの機能のみをオプション購入して追加することも可能です。「上位プランでのみ利用できる機能に気になるものがあるけれど、できるかぎりプランの利用料は抑えたい」「複数の機能があっても使いこなせないので、必要な機能だけあればいい」というユーザーなどにおすすめ。

例えば、shopifyプラスに加入することで利用できるshopify OS Pro。自動ディスカウントや無制限のストアスタッフ、印刷用領収書のカスタマイズなど、shopify OS Proのみで利用できる機能が多数あります。これらを1機能あたり月額89USドルで、必要な機能のみを購入してオプション追加すると、プランの利用料を抑えながら快適なshopify利用が可能になるでしょう。

ビジネススタイルに合った料金プランを選ぼう

shopifyには、これからネットショップを開設したい個人ユーザーから、海外向けに積極的にアピールしたい大企業まで、さまざまなビジネススイタイルに対応した5つの料金プランがあります。プランによって利用できる機能が異なるため、どんなストアを作りたいか、shopifyに何を期待するのかなどをしっかり整理して、ベストなプランを選んでくださいね! shopifyは初期費用がかからないので、まずはアカウントを作ってみてはいかがでしょうか?ShopifyでのECサイト開業・運用に関して不明点があれば、自社だけで進めるのではなく、専門家に相談するのもおすすめです

SHERE on
Mana Sakakoshi

Mana Sakakoshi

大学卒業後、金融機関にて6年半営業職に従事。お金回りのことだけでなく幅広い分野でお客様のためになることをしたいと思っていた矢先にバレンサー創業者の阿部と出会う。現在ではバレンサーやクライアント様のブランディングをすべくPR(企画・SNS運用代行・Web,バナーなどのクリエイティブ作成)や、経営戦略を練るなど多岐にわたる業務に携わっています。

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