shopifyでかかる手数料は?他ECカートとの比較をしてみた!

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shopify(ショッピファイ)は、世界中で170万件を超えるネットショップのサポートを行うECプラットフォーム。日本でも、多くの有名ブランドがshopifyを活用しており、企業だけでなく個人のネットショップまで、幅広くビジネスをサポートしています。

shopifyが支持される理由のひとつとして利益率が高いことが挙げられますが、「実際手数料はどのくらいかかるの?」「他のECカートとの手数料の違いは?」などと疑問を抱いている方も少なくないはず。そこで今回は、shopifyでかかる手数料について解説していきます。

shopifyでかかる手数料とは?

shopifyを利用する際には、どのような手数料が発生するのでしょうか?まずは、shopifyでかかる各手数料について詳しく見ていきましょう。

取引手数料:shopifyペイメントを利用しない場合にのみ発生

shopifyでは、shopifyペイメントを利用すれば、すべての決済方法に対して取引手数料がかかりません。

shopifyペイメントとは、いつでもどこでも自由に利用できる決済サービスのことです。shopifyペイメントは、管理画面から有効化するだけの簡単な設定で利用でき、販売までもワンクリックで実行可能。

しかし、shopifyペイメントを利用せずに外部の支払い方法を選択した場合においては、使い始めるまでに手間も時間もかかる上に、取引手数料が発生します。

取引手数料はプランによって金額は異なりますが、shopifyのプランは、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」の3種類です。各プランによる取引手数料の違いも見てみましょう。

1.ベーシックプランの場合
ネットショップを始めたばかりで、対面販売も不定期に行うビジネスに最適なプラン。こちらのベーシックプランでは、2%の取引手数料が発生します。

2.スタンダードプランの場合
すでに、オンラインや実店舗で販売を行っているという、成長中のビジネスにピッタリなプラン。こちらのスタンダードプランでは、1%の取引手数料が発生します。

3.プレミアムプランの場合
より細かなレポート機能を必要としている、拡大中のビジネスに最適なプランです。こちらのプレミアムプランでは、0.5%の取引手数料が発生します。

クレジットカード手数料:カードの種類によって3.25%~

クレジットカード手数料は、「日本」「海外/AMEX」「JCB」の3種類のオンラインクレジットカードによって3.25%~の設定となっています。

また、クレジットカード手数料の場合も shopifyペイメントを利用している場合は、追加手数料がかかりません。しかし、shopifyペイメントを利用していない場合は、プランによって追加手数料が追加されます。下で詳しく見ていきましょう。

1.日本のオンラインクレジットカード手数料
ベーシックプランは3.4%、スタンダードプランは3.3%、プレミアムプランは3.25%のクレジットカード手数料がかかります。

shopifyペイメントを利用している場合、追加手数料はかかりませんが、shopifyペイメントを利用していない場合は、追加で2%の取引手数料が発生します。

2.海外/AMEXのオンラインクレジットカード手数料
ベーシックプランは3.9%、スタンダードプランは3.85%、プレミアムプランは3.8%のクレジットカード手数料がかかります。

shopifyペイメントを利用している場合、こちらも追加手数料は無料。shopifyペイメントを利用していない場合は、追加で1%の取引手数料が発生します。

3.JCBのオンラインクレジットカード手数料
ベーシックプランは4.15%、スタンダードプランは4.1%、プレミアムプランは4.05%のクレジットカード手数料がかかります。shopifyペイメントを利用している場合はこちらも追加手数料はなし。shopifyペイメントを利用していない場合は、追加で0.5%の取引手数料が発生。

両替手数料:支払い通貨と異なる通貨を使用する場合に発生

shopifyのネットショップの支払い通貨とは異なる通貨を使用して決済を受ける場合においては、通貨の両替が必要です。そのため、現地通貨(表示通貨)で受け取った金額は、支払い通貨に変換された後に、通貨両替手数料が請求されます。

通貨両替手数料とは、ネットショップでの支払いを確定する際に、通貨を両替するためにshopify側が請求する手数料のことです。もしも、返金を行った場合は、通貨両替手数料およびクレジットカード手数料に関しては返金されないので覚えておきましょう。また、返金やチャージバックが発生した際に、追加で両替手数料が請求されることはありません。

両替手数料は、ネットショップがある国に基づいており、アメリカの場合のみ1.5%です。アメリカ以外のすべての国および地域では、shopifyペイメントを利用している場合の両替手数料は、2%かかります。

他ECカートとshopifyでかかる手数料を比較!

shopifyと他ECカートを比較すると、手数料にどのような違いがあるのでしょうか?ここからは、他ECカートでかかる手数料について見ていきましょう。

BASEでかかる手数料

ネットショップを簡単に作成できるECカートのBASE (ベイス)は、初期費用と月額費用はどちらも無料です。費用がかかるのは商品が売れたときのみですが、1回の注文ごとに送料を含む合計金額に対して、BASEかんたん決済手数料とサービス手数料が発生。BASEかんたん決済手数料は3.6%+40円かかり、サービス手数料も3%かかります。

BASEかんたん決済とは、クレジットカード決済、コンビニ(Pay-easy)決済、銀行振込決済、キャリア決済、Amazon Pay(Webページからの購入のみ)、PayPal決済(Webページからの購入のみ)、後払い決済の7種類の決済を総称したもの。BASEかんたん決済は、利用申請をすればすぐに利用することができます。

STORESでかかる手数料

STORES(ストアーズ)は、初心者でも簡単に自分だけのネットショップがつくれるECカートです。STORESのプランは、月額料金無料のフリープランと2,178円の月額料金が発生するスタンダートプラン(※クレジット払いのみ、初月料金無料)の2種類があり、プランによって手数料が異なります。

フリープランの場合は、決済手数料として5%がかかりますが、その他の手数料は一切かかりません。月額料金のかかるスタンダートプランの場合は、決済手数料が3.6%です。こちらも、その他の手数料は一切かかりません。

ecforceでかかる手数料

あらゆるビジネスのEC化をサポートするecforce(イーシーフォース)は、法人向けのECカートです。ecforceのプランは3種類あり、どれも初期費用と月額費用がかかります。

STANDARD PLAN(スタンダードプラン)は、初期費用が148,000円で月額費用が49,800円。EXPERT PLAN(エキスパートプラン)は、初期費用が248,000円で月額費用が99,800円です。MIGRATION PLAN(移行プラン)は、初期費用は見積もりが必要で、月額費用は99,800円となっています。

手数料に関しては、どのプランも商品管理の定期設定で手数料の有無を選択することが可能。また、ショップ管理の基本設定では、支払い手数料を決めることができます。各サービスの導入については、各ショップの運営状況によって異なるため、公式サイトで公表されている無料相談を利用して確認しても良いでしょう。

カラーミーショップでかかる手数料

ネットショップを無料でも始めることができるECカートのカラーミーショップには、3種類の料金プランがあります。フリープランは、月額費用が無料。レギュラープランは、月額費用が3,300円で、ラージプランは月額費用7,945円です。どのプランも販売手数料は無料ですが、決済手数料が利用する決済方法によって異なります。

フリープランの手数料は、クレジットカード、コンビニ払い、GMO後払い、Amazon Payの決済においては6.6% + 30円です。レギュラープランとラージプランの手数料は、クレジットカード4.0%~、後払い4.0%~、コンビニ払い130円~、代引き決済280円~、Amazon Pay月額2,000円 + 4%、楽天ペイ月額2,000円 + 4%、LINE Pay月額2,000円 + 3.45%、PayPay月額2,000円 + 3.45%となっています。

決済手数料は、カラーミーショップに支払うものではなく、決済会社へ別途支払う金額です。

MakeShopでかかる手数料

ECサイト開設サービスのMakeShop(メイクショップ)のプランは、月額費用が11,000円で初期費用が11,000円のプレミアムプランと、月額費用が55,000円~で初期費用が110,000円~のMakeShopエンタープライズの2種類です。プレミアムプランに関しては、長期契約をした場合に月額費用が最大30%オフされる特典もあります。

手数料はプランによって異なり、プレミアムプランの場合は、カード決済手数料が3.19%~で、MakeShopエンタープライズの場合は、カード決済手数料が3.14%です。どちらも、対象月の決済金額合計に対してカード決済手数料がかかり、課税対象分に別途消費税が加算されます。また、どちらのプランも売上手数料は一切かかりません。

shopifyの入金サイクルは?

手数料の他に気になるお金のことといえば、売上金の入金サイクルではないでしょうか。商売における現金収入は運営に欠かせないものなので、とても気になるところですよね。

shopifyの入金サイクルは、shopifyペイメントを利用している場合と、利用していない場合で異なります。それぞれの入金のサイクルを見ていきましょう。

shopifyペイメントを利用している場合

shopifyペイメントでは、顧客がストアで注文した日から、その注文の代金が銀行口座に送金されるまでの期間が支払い期間です。金、土、日曜日の発注代金は、グループ化されるため、ひとつの決済としてまとめて送信。また、決済スケジュールを利用している場合は、設定しているスケジュールに従い、支払い期限は調整されます。

ビジネスの拠点が日本の場合は、月曜日~金曜日はどの曜日であっても通常の支払いを設定することが可能です。支払いの受け取りに関しては、毎週または毎月のどちらかを選択できます。

支払いの期間は、5日間プラス支払い日までの残り日数を加えたものです。そのため、最短では5日後、最長では11日後がshopifyペイメントの入金サイクルになります。

ただし、JCBを使用して支払いが行われた場合に関しては、支払い期間が異なるので注意が必要です。JCBを使用した場合は、注文した日からの30日に、支払い日までの残りを加えたものが支払い期間になります。

shopifyペイメントを利用していない場合

shopifyペイメントを利用せず他の決済サービスを利用する際には、クレジットカード注文の入金サイクルがそれぞれ異なります。そのため、その都度支払いに利用された決済サービスの条件を確認しておく必要があります。オンラインチェックアウト以外にも、郵便為替や銀行送金などの手動の決済方法も利用可能です。

shopifyペイメントを利用すればコスパ抜群!

shopifyは初期費用が無料な上に、手数料は他ECカートと比較すると、業界の中でもコスパが高いということがわかりました。shopifyペイメントを利用すれば、すべての決済方法に対して取引手数料がかかりません。また、選べる3種類のプランが用意されているので、初心者から大企業まで、経験問わずどんな方でも気軽にオンラインビジネスにチャレンジできます。

shopifyは、公式サイトからアクセスすれば14日間の無料体験が可能なので、自社のネットショップを考えている場合は、是非コスパのよいshopifyをご検討してはいかがでしょうか。ショップ開設についてわからないことがあれば、shopify公式パートナーである弊社まで、お気軽にご相談ください。

SHERE on
Mana Sakakoshi

Mana Sakakoshi

大学卒業後、金融機関にて6年半営業職に従事。お金回りのことだけでなく幅広い分野でお客様のためになることをしたいと思っていた矢先にバレンサー創業者の阿部と出会う。現在ではバレンサーやクライアント様のブランディングをすべくPR(企画・SNS運用代行・Web,バナーなどのクリエイティブ作成)や、経営戦略を練るなど多岐にわたる業務に携わっています。

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